現代社会では、腰痛に悩む人が年々増加しています!
デスクワークやスマートフォンの普及により姿勢の悪化が進み、運動不足も相まって腰への負担が大きくなっているのが主な原因です!
日本人の約8割が一生のうちに一度は腰痛を経験するとも言われており、まさに国民病とも言える状態です!
今回は、最新の研究に基づいた腰痛予防エクササイズを紹介し、日常生活に取り入れやすい方法を解説します!
腰痛の基本的なメカニズムと原因
腰痛が起こる仕組み
腰痛は、単純な筋肉の痛みだけでなく、複雑なメカニズムで発生します!
背骨は、椎骨(ついこつ)と呼ばれるブロック状の骨が32〜34個積み重なってできており、頭のほうから順番に「頚椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」に分かれています。腰椎は5つの椎骨で構成され、その下にある仙骨、尾骨とつながっています。
腰椎を支える役割を担うのが筋肉と靭帯です。正常な腰椎は前方に緩やかなS字カーブを描いていますが、腰の周りにある筋肉が衰えると、腰椎にゆがみが生じてカーブが大きくなり、腰痛が起こりやすくなります。
腰痛に関わる重要な筋肉
腰痛に関わる主な筋肉には以下の3つがあります:
- 腸腰筋(ちょうようきん):股関節の深部にあるインナーマッスルで、腹筋の代表格。デスクワーク中心の姿勢だと縮こまり、反り腰や骨盤のゆがみの原因となります。
- 腰方形筋(ようほうけいきん):腰の奥深くにあり、腰椎を両側から支えている長方形の筋肉。姿勢を安定させる重要な役割を果たしています。
- 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):頭蓋骨から骨盤まで背骨に沿ってついている長い筋肉。一般的に背筋と呼ばれ、背骨をまっすぐに保つ働きがあります。
最新研究が示す腰痛への対処法
最新の研究によると、腰痛への対処法として「安静にする」という従来の考え方は見直されています!
むしろ、過度な安静は筋力低下や血行不良を招き、腰痛の悪化や慢性化を招くことが分かっています!
現代の腰痛治療では、適切な動きによる筋力強化と血行促進が重視されています。特に注目されているのが、次の2つのアプローチです!
1. モーターコントロールエクササイズの有効性
モーターコントロールエクササイズとは、腰椎の安定性を高めるために「運動制御」能力を改善するエクササイズです!
このアプローチでは、腰は動かさず、胸と股関節をしっかりと動かす動きを繰り返すことで、脳が腰を適切に制御する能力を向上させます!
この方法の特徴は、体だけでなく脳にも働きかけることにあります!
腰痛には、神経系や筋肉、関節が協調して脊椎の安定性を保つ「モーターコントロール」の乱れが関係していることが最新研究で明らかになっています!
正しいエクササイズを継続することで、体幹のコントロール能力が向上し、腰への負担が軽減されます!
2. 「これだけ腰痛体操(3秒体操)」の画期的効果
東京大学医学部附属病院特任教授の松平浩先生が考案した「これだけ腰痛体操」は、わずか3秒で実践できる画期的な方法として注目されています!
「これだけ腰痛体操」のやり方:
- 足を平行に、肩幅より少し広めに開いて立ち、両手を腰の下の方(骨盤のすぐ上辺り)に当てます。両手はできるだけ近くにそろえるようにします。
- 息を吐きながら前へ押します(腰を反らせるのではなく、手を当てた骨盤を前に押し込む意識で)。つま先重心で、膝はできるだけ伸ばします。顎が上がらないよう注意します。
- ゆっくりと息を吐きながら胸を開き、腰を反らせた状態を3秒間保ちます。これを1~2回繰り返します。
この体操は「腰痛借金」と松平先生が呼ぶ、腰への蓄積した負担をリセットする効果があります。猫背や前かがみの姿勢でたまった負担を軽減し、美しい姿勢づくりにも役立ちます!
予防には1日1~2回、治療としては1日10回程度が目安です!同じ姿勢が続いたり、重い物を持った後に少しでも腰に違和感を覚えたら、すぐに行うとより効果的です!
注意点: 体操中にお尻から太ももにかけて強い痛みやしびれを感じた場合は中止し、医師に相談しましょう。
日常生活に取り入れやすい腰痛予防エクササイズ
腰痛予防には、継続的に取り組めるシンプルなエクササイズが効果的です!
以下に、最新の腰痛研究に基づいた、家庭で簡単に実践できるエクササイズを紹介します。
腹筋と背筋のバランス強化エクササイズ
腰痛予防のためには、腹筋と背筋のバランスよい強化が重要です!
どちらか一方だけを鍛えると、かえって腰椎への負担が増します。
腹直筋を鍛えるエクササイズ:
- 仰向けに寝て、両膝を立てます
- 両手は膝頭に当てます
- 息を吐きながらゆっくりと上体を起こします
- 上体を引き上げた状態で1〜2秒静止します
- 息を吸いながらゆっくりと元に戻します
- これを5〜10回繰り返します
脊柱起立筋を鍛えるエクササイズ:
- うつ伏せになり、両ひじを立てます
- 息を吐きながらゆっくりとひじを伸ばし、上体を起こします
- 上体を起こしたら5秒間キープします
- 息を吸いながらゆっくりと元に戻します
- これを5回繰り返します
腰周りの柔軟性を高めるストレッチ
筋力強化と同時に、柔軟性を高めることも腰痛予防には欠かせません。緊張した筋肉をほぐして血行を促進することで、腰回りの筋肉が柔らかくなり、可動域が広がり、腰椎への負担が軽減されます!
腸腰筋のストレッチ:
- 足を前後に開き、後ろ側の足で膝をつきます
- 両手を前側の足の膝に置き、少しずつ上体を前にスライドさせます
- ゆっくりと元に戻します
- 反対側も同様に行います
腰方形筋のストレッチ:
- 四つん這いの姿勢をとります
- 息を吐きながら、ゆっくりと背中を丸めます
- 四つん這いの姿勢に戻ります
- 息を吸いながら、背中を反らしてお尻を突き出します
- 1〜4までを5回繰り返します
脊柱起立筋のストレッチ:
- 椅子に腰掛けて、背筋を伸ばします
- 背筋を伸ばした状態で、ゆっくりと腰を後ろにひねります
- 深呼吸しながら20秒間キープします
- 息を吐きながらゆっくりと戻します
- 反対側も同様に行います
ヨガを取り入れた腰椎強化エクササイズ
ヨガのポーズも腰痛予防に効果的です。以下は、腰椎を優しく伸ばし、腰周りの筋肉を強化するのに役立つヨガのポーズです!
腰椎伸ばしポーズ:
- 正座から両手を前に伸ばし、おでこを床に近づけます
- 両膝を床から数センチ浮かせ、お腹に圧がかかる感覚を意識します
- 両膝を曲げたまま、太ももと胸を近づけ、座骨を天井方向へ突き上げます
- 背骨(特に腰の辺り)が心地よく伸びる感覚を意識し、深呼吸します
- 両膝を床につき、お尻をかかとへ戻し、ゆっくり元の姿勢に戻ります
メンタル面からの腰痛予防アプローチ
最新の研究では、腰痛と心理的要因の関連性も明らかになっています!「動いたらまた腰痛になるのでは」という不安や恐怖から、過度に腰をかばってしまう「恐怖回避思考」が、かえって腰痛を悪化させる原因となります!
腰痛への恐怖によって心理的ストレスが強まると、ドパミンやオピオイドという痛みを抑える脳内物質が分泌されにくくなるため、悪循環につながりやすくなります!
このような心理的要因に対処するために、マインドフルネスの実践が効果的です!
マインドフルネスの実践方法:
- 瞑想: 静かに座って今の自分の感覚に向き合うだけでも効果があります。過去の失敗や未来への不安にとらわれていた意識を「今、ここ」に取り戻します。
- 呼吸法: 自分の呼吸だけに意識を向けましょう。ゆっくりと腹式呼吸を行うと、高ぶっていた気持ちが穏やかになり、リラックス効果を得られます。
- ヨガの実践: マインドフルネスのヨガでは、健康効果よりも精神的な安定に重きを置いています。様々なポーズを通して、「今」という瞬間に意識を向けます。
腰痛予防のための生活習慣の改善
最後に、日常生活における腰痛予防のポイントをまとめます。
正しい姿勢の維持
腰痛の大きな原因となるのが、猫背や前かがみの姿勢です。これらの姿勢では、骨盤が後側へ傾き腰椎の前への弯曲が減って直線化し、背中の筋肉が緊張した状態になりやすくなります。
正常立位姿勢を保つことが重要です。背骨が自然なカーブ(横から見たときに耳・肩・腰・膝の横・外くるぶしがだいたい一直線)であれば、腰に負担が少ないとされています。
デスクワークや長時間の同じ姿勢への対策
現代社会はパソコンやスマホ作業、家事などで、猫背や前かがみの姿勢になりがちです。こういった姿勢を続けると、知らず知らずのうちに椎間板に負担がかかったり、背中の筋肉が常に緊張して血流不足になったりします!
デスクワークの合間に「これだけ腰痛体操」を取り入れたり、30分に一度は姿勢を変えたりすることで、腰痛予防につながります。
適切な体重管理と栄養摂取
過度な体重増加は腰への負担となります。適切な体重を維持するための食事管理と、骨や筋肉の健康を支える栄養素の摂取も重要です。特にカルシウム、ビタミンD、タンパク質は骨と筋肉の健康に欠かせません。
まとめ:継続が鍵となる腰痛予防
腰痛予防のエクササイズは、一度だけ行っても効果はありません。継続して実践することが最も重要です。「これだけ腰痛体操」のような簡単なエクササイズを日常生活に取り入れ、習慣化することで、腰痛予防の効果が高まります!
また、痛みが強い場合や、エクササイズ中に痛みが増す場合は無理をせず、専門医への相談を検討しましょう。腰痛の種類や原因によって、適切なアプローチが異なる場合があります!
最新の研究では、適切な運動と心理的アプローチの組み合わせが、腰痛予防と改善に最も効果的であることが示されています。日常生活の中で少しずつ意識を変え、取り組みを続けることで、腰痛のない健康的な生活を実現しましょう。
出典:オムロンヘルスケア 出典:ヨガジャーナル 出典:ハルメク
今回は以上になります。
お読みいただきありがとうございました!
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