膝の痛みは、中高年の方々に限らず、デスクワークが増えた現代人にとって身近な悩みとなっています!
日本では変形性膝関節症だけでも約800万人が症状を抱え、レントゲン所見上の異常を含めると約2,500万人もの方が影響を受けているとされています!
特に50歳以上では2人に1人が何らかの膝の異常を持っていると言われています!膝の痛みは安静にするだけでは改善せず、むしろ状態が悪化する可能性があります。
最新の研究によれば、適切なエクササイズやストレッチが膝の痛み緩和に効果的であることが科学的に証明されています!
本記事では、膝の痛みに対する最新のエクササイズ情報と、今日から実践できる効果的な方法をご紹介します!
膝の痛みにエクササイズが効果的な理由
多くの方が「膝が痛いのに運動するのは逆効果ではないか」と考えがちですが、実はその逆です。膝関節は動かさないでいると関節の可動域が狭まり、筋肉が衰え、ますます動かしにくくなってしまいます。
2023年の研究では、運動をすることで膝関節内の炎症を引き起こす物質が発生しにくくなり、軽度の炎症を伴う慢性的な痛みが軽減される可能性が示されています!
世界変形性関節症学会や日本整形外科学会の診療ガイドラインでも、変形性膝関節症の治療において運動療法が強く推奨されています!
膝の構造と関連する筋肉について
効果的なエクササイズを行うためには、まず膝の構造と関連する筋肉について理解しておくことが大切です。
膝関節は大腿骨(太もも)、脛骨(すね)、膝蓋骨(膝のお皿)で構成され、周囲は関節包という袋に包まれています。関節の安定性を保つために、以下の筋肉が重要な役割を果たしています!
- 大腿四頭筋:太ももの前側にある筋肉で、膝の伸展を担当
- ハムストリングス:太もも裏側の筋肉で、膝の屈曲に関与
- 前脛骨筋:すねの外側にある筋肉で、足首の動きをサポート
- 腓腹筋:ふくらはぎの筋肉で、膝や足首の曲げ伸ばしをサポート
- 内転筋群:太もも内側の筋肉で、脚を閉じる動作に作用
- 膝窩筋:膝関節内側にある筋肉で、膝の屈曲に関与
これらの筋肉をバランス良く鍛えることで、膝関節への負担を軽減し、痛みの改善が期待できます!
膝の痛みに効果的なエクササイズ
最新の研究と実践に基づいた、膝の痛みに効果的なエクササイズをご紹介します!
どれも自宅で簡単に始められるものばかりです!
痛みの部位や程度に合わせて、無理のない範囲で実践してみましょう!
1. 膝のお皿周りが痛い時の「大腿四頭筋ストレッチ」
大腿四頭筋は膝関節への負荷を和らげるクッションのような役割があります。この筋肉をストレッチすることで、膝への負担を軽減できます!
方法:
- 横向き姿勢になる
- 下の足を直角に曲げ、もう一方の足を後方から掴む
- 後方へ引っ張る
- 太もも前面の伸びを感じながら15秒間キープし、3回繰り返す
※腰を反らさないように注意しましょう。
2. 膝の内側が痛い時の「座位四股ストレッチ」
内転筋群は膝の内側の安定性に関わる重要な筋肉群です。このストレッチで内転筋群を柔軟にすることで、膝関節内側の負担を減らします。
方法:
- 座った姿勢から両脚を大きく開く
- 上半身を捻りながら骨盤を前方に倒す
- 元の姿勢に戻る
- 太もも内側の伸びを感じながら繰り返す
※腰を丸めないように注意しましょう。
3. 膝の外側が痛い時の「大腿筋膜張筋ストレッチ」
膝の外側の痛みには、大腿筋膜張筋のストレッチが効果的です。
方法:
- 片足を曲げ反対側の太ももに乗せる
- 乗せた足の方向へ身体を捻る
- 姿勢を10秒間保持する
- 股関節の外側が伸びるのを感じながら3回繰り返す
4. 椅子に座ったまま行う「膝強化エクササイズ」
変形性膝関節症の方が最優先すべきエクササイズです。大腿四頭筋を鍛えることで、膝関節への負担を軽減します。
方法:
- 椅子に座り、片足をまっすぐ伸ばす
- 伸ばした足を椅子の高さほどまで上げ、10秒間保つ
- 足を下ろしたら数秒間休む
- 20回を目安に繰り返す
※膝をまっすぐ伸ばすと痛む場合は、少し曲げた状態でも構いません。
5. 「かかとの上げ下げ」で膝と足首の動きを改善
ふくらはぎの筋肉である腓腹筋を鍛えることで、段差の上り下りなど日常動作がスムーズになります。
方法:
- 手すりやテーブルなどに掴まって直立する
- 反動をつけず、ゆっくりとかかとを上げる
- ゆっくりと元に戻す
- 朝・昼・晩にそれぞれ20回ほど行う
ストレッチとエクササイズの効果を高めるポイント
より効果的に膝の痛みを改善するためのポイントをいくつかご紹介します!
- ゆっくり動く:力んだり反動をつけたりせず、ゆっくりと動作を行いましょう。
- 呼吸を止めない:息を止めずに、自然な呼吸を心がけましょう。
- 伸びている部位を意識する:どの筋肉が伸びているか、意識しながら行うと効果的です。
- 複数セット行う:1回だけでなく、30秒ほどのストレッチを3セット行うと効果が出やすくなります。
- お風呂上がりに行う:筋肉が温まっているお風呂上がりは、ストレッチの効果がより高まります。
- 定期的に行う:1時間に1回は立ち上がり、簡単なストレッチを行うことで効果が持続します。
最新研究に基づく膝痛改善のための生活習慣
2025年の最新研究によれば、膝の痛みを改善するためには、エクササイズだけでなく、日常生活の工夫も重要です。京都大学大学院医学研究科の青山朋樹教授は、特にデスクワークやテレワークが増えた現代において「コロナ膝」と呼ばれる症状が増えていると指摘しています!
以下の生活習慣を取り入れることで、膝の痛みを予防・改善しましょう!
- 1時間に1回は立ち上がる:長時間同じ姿勢でいることで膝関節が固定され、痛みの原因になります。リマインダーアプリなどを活用し、定期的に立ち上がりましょう。
- 正しい姿勢を保つ:適切な椅子の高さ(膝関節が90度になる高さ)に調整し、前かがみにならないようにしましょう。
- 入浴でリラックス:お風呂にゆっくり浸かることで、硬くなった筋肉の繊維がほぐれ、血流が改善します。
- 簡単な「背伸び」エクササイズ:両手を上に伸ばし、全身を引き上げるような感覚で5秒間キープするシンプルな動作が効果的です。
注意すべきこと
自己判断でエクササイズを行う際は、以下の点に注意しましょう!
- 強い痛みがある場合は無理に行わず、まずは医師に相談する
- エクササイズ中に痛みが増す場合はすぐに中止する
- 病院やリハビリ施設で指示されているエクササイズがある場合は、そちらを優先する
- 膝に負担がかかる激しいスポーツ(サッカー、バスケットボール、テニスなど)は控える
- 正座やあぐらなど、膝を深く曲げる姿勢は避ける
まとめ
膝の痛みは放置するとどんどん悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります!
しかし、適切なエクササイズを継続することで、多くの場合、症状を緩和し、膝関節の機能を回復させることができます!
最新の研究結果からも、運動療法が膝の痛みに効果的であることが科学的に証明されています!
今回ご紹介したエクササイズやストレッチは、専門家の知見に基づいた効果的な方法です!
痛みの程度や原因によって適切なエクササイズは異なりますので、症状が重い場合や長期間改善しない場合は、整形外科医や理学療法士に相談することをおすすめします!
正しい知識と継続的な実践で、膝の痛みを改善し、快適な日常生活を取り戻しましょう!
今回は以上になります。
膝の痛みに関するエクササイズについてはこちらの記事も参考にされてみてください。
お読みいただきありがとうございました!
それでは一本締めで!よーお!
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